彬へ・・・。
想う日々
彬という、男性がいた。この名前を聞くたびに見るたびに、胸が窮屈・・開放されたい名前に・・面影に・・しがみついて離れられない・・。でも、離れたくないのは・・私だけだ。

つくづく自分の存在が嫌いで、許せずにいるのは彬を手放したから・・?

何も出来なかった・・。

初めての恋で・・初めての体験で・・初めて失ったから・・
彬、あなたは私には勿体なかった・・
私は体重90Kg越、どうみても可愛くなくて・・自分では大嫌いだった・・
それなのに、あなたは私には釣り合わない程、かっこよくて・・
優しくて・・話すことがなんでも気が合って・・でも何故私なんかに話し掛けてくるのか疑問だった・・。

寂しいから?
話が合うから?
・・どうして私を選んだの?
遊びに使うにはちょうどよかったから?

ねぇ、答えてよ・・

私は・・もう、この思い出を6年も思い続けてる。・・・楽になりたいよ・・どうして・・
私に生き地獄を与えたの?
まだ・・遊びだと、あざ笑ってくれた方が忘れられる・・
こんな優しさ・・
抱えたまま暮らすのが、あなたが望んだ別れなの?

誰か彬に逢わせてよ・・

誰か答えを教えてよ・・

誰か遊びだったと・・笑い飛ばしてよ・・

彬・・教えてよ・・

あの日々は嘘?

あなたはホントはいない人なの・・?

あの温もりは・・嘘?

ラブソングを歌ってくれたのは・・偽りの日々だったの・・・?

だれか・・・
教えてよ
私は遊ばれて捨てられたのでしょう?

今更・・・
それは大事にしてたから別れたんだよって・・

聞きたくない・・

聞けばまた・・
どうして?なんで?って自分を攻めて・・殺したくなるから・・
でも、人間は欲深い・・それでも・・・・
答えを求めてしまう・・

あぁ、

なんで私は見苦しいのだろう・・・
こんな私をみたら、また幻滅するんだろうな・・

わかってる・・

わかってる?わかってるなら忘れろよ・・
思い出すな・・
今、彬がこう言ってる気がしたんだ・・
でも・・たまに夢に出てくるあなたは、いつも寂しげな顔で・・
なにかを嘆いて・・
泣いてるようにも見えたんだ。
彬・・あの日々は、私にとって必要な人生の1部・・
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