甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
「なんでこんなに好きになっちゃったんだろう……」


ここまでどっぷり遥斗にハマってしまうなんて予想外だった。


気持ちを抑えようとすればするほど、強くなる想い。


「遥斗の……バカぁ……」


何で好きでもないのに、キスすんのよ。


期待させるようなこと言ったりしたのよ。


何で優しい言葉をかけたりすんよ。


何で、何で……


何でという言葉が頭の中をグルグルと回る。


涙を拭いて顔を上げると、あたしの気持ちを表したかのように、空はどんよりと曇っていた。
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