甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
結ばれた二人
「あぁ……なんか懐かしいかも……」
「やっと思いだした?」
遥斗に手を引かれて連れてこられたのは閑静な住宅街の一角にある白い外壁の洋風な一軒家だった。
公園から目と鼻の距離にあるその場所には確かに覚えがあった。
「優ちゃんの弟が……本当に遥斗だったんだね……」
シーンと静まり返る家に上がり、二階の遥斗の部屋に足を踏み入れる。