甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
『杏ちゃん、僕、絶対にまたここに戻ってくるから』


うちの家の前までお別れを言いに来てくれた時、幼かった遥斗はそう言っていた。


あたしはお別れが悲しくてボロボロと涙をこぼすばかりで。


「あたし……あの時、わんわん声を上げて泣いてたから……あんまりよく聞いてなかったかも」


記憶の引き出しを引っ張り出そうとしても遥斗との約束がどうしても思い出せずにそう告げると、遥斗は深いため息を吐いた。
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