甘々いじわる彼氏のヒミツ!?

だって、遥斗はこの学校のアイドル的存在だ。


転校してきた日には、遥斗の教室には黒山の人だかりができていたらしい。


『超カッコいい転校生がきた!』とか『ヤバい~!!笑った顔が天使みたい~!!最高!!』とか。


2年のあたしの教室にまで遥斗の噂は届いた。


そんな遥斗を好きになったって、望みなんてあるわけない。


遥斗はあたしをからかって楽しんでいるだけだし、あたしは遥斗に弱みを握られているから突き放せないだけ。


あたし達は、そういう関係。


もしも。もしも、遥斗が転校してきた日に裏庭で出会わなければ、きっとあたしと遥斗は今も赤の他人だ。
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