オレ様専務を24時間 護衛する Ⅱ


ゆっくりと持ち上がる顔。


キャップのつばの陰に隠れていたその表情は、

安堵と嬉しさが混在する喜びの顔だった。



そして、視線が絡まったその時。

彼女の瞳から大粒の雫が零れ落ちた。


それを見た瞬間、俺は彼女の腕を引き寄せ抱きしめた。

もう二度と離すまいと。




~Fin~



< 452 / 456 >

この作品をシェア

pagetop