遠距離恋愛【完】
季節は変わって私達は2年生になった。
1年前はまだまだ堅苦しかった制服が馴染んできたのがわかり、1年経ったんだなって実感する。
「花〜!!ぼーっとしてないで、クラス表見に行くよ〜!!」
「今行くー!!」
入学当初短かった髪は、今じゃ腰の辺りまで伸びた。
長い髪を翻し、みぃとゆうちゃんの元へ走る。
ドンッ
「す、すみませ…。」
途中誰かにぶつかった。
「てて…。あ、こちらこそ…。」
ぶつかったのはずっと避けていた晃先輩。
「み、うら…?」
先輩の声が近くで聞こえたかと思うと、私は自分の状況を把握する。
私、先輩に抱き留められてる…?!
「大丈夫か?」
先輩が心配そうに、俯いてる私の顔を見ようと覗き込もうとしてくる。
「だ、大丈夫です!!大丈夫です!!すみませんでした!!失礼します!!」
赤い顔を見られる訳にはいかなくて、慌てて離れて綺麗にお辞儀をして謝るとみぃとゆぅちゃんが居る所へ走る。
び、びっくりしたー…。
先輩に抱き留められちゃった…。