サクセサーズ
リリィの一言がアレンの心に深く突き刺さった。一人じゃない。そんなことを言われたのは初めてのことだった。



リリィはまだ旅の過酷さを知らないし、体力的にもまだまだ未熟である。だけれども、こんな俺を気づかってくれる優しさがある。



そのことがわかっただけでも、どれだけ嬉しいことだろうか。



「お前なんて、いらなかったのに」
「このクズ。死んじゃえ」
「あっていって。邪魔者」


あの人たちから言われた言葉と光景が走馬灯のように浮かんでは消えて行った。


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