サクセサーズ
シャーマンの集落
次の日の早朝。吹雪はすっかりやみ晴天だった。風は冷たいが気持ちいい。



防寒具を纏って北へと向かう三人。道中は北へと行くたびに狭い道や崖が増えていく。



旅で慣れているアレンと戦闘能力の高いジルは崖にも屈せず、足取りも速い。リリィはおぼつかない足取りで二人を必死に追った。



歩き続けること半日が経った。小さな集落が三人の前に見えてきた。リリィが住んでいた村よりも小さく、祠がいくつかある位の寂しい場所だった。



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