君の絵を描かせてくれ。





『ねぇ!真幸さん、あれ見て!すごい変な体勢で寝てるよ!アハハハッ!!』


















「……真莉羽。」

















パシャッ











振り返った瞬間を撮られた。






「うん。…そろそろ行くか。」





『へ?あ、うん!』







び、びっくりしたー!

急に名前で呼ぶんだもん!

いつも、お前なくせに。

あんなの反則だよ。













その後もしばらく私の名前を呼んだ

低くて優しい声が

耳から離れなかった。


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