俺様魔王の甘い口づけ



リリー・・・。
そうだ。




―この先、命の危険に晒された時。一度だけこれを飲んだものの命を救うことができる



そうだ。
リリーにもらったカプセル。

今、使うときじゃないのか。




もしこれで本当にルイが戻ってくるのなら。





私はカプセルを取り出し自分の口に含むとそれをルイの口に口移しで押し込んだ。
そして・・・。



「これも・・・」




ルイの呪いを解く魔法の液。
お願い、ルイを救って・・・。




私はそれも口に含みルイのそれに自分のモノを重ね合わせ流し込んでいく。




「ごめんね・・・ルイ・・・」




私のせいでこんな目にあわせて。





< 377 / 425 >

この作品をシェア

pagetop