激愛
「いや・・・あの放課後短時間でいいからバイトでもしようかと・・・・」



「お前馬鹿か・・・・?」  「は?」



「うちの高校バイトは禁止だっての知ってたか?」



そう呆れた顔で呟くと傍らに置かれた煙草をくわえるとライターで火を付けた



龍が息を吐くと紫煙が立ち込める・・・っていうかあんた未成年じゃないの?



煙草は二十歳からって子供でも知ってるし!



「ねえ!煙草!煙草なんて吸っていいの?ねえ「家でしか吸ってねえんだからいいだろって言うよりお前のバイトの方が問題だろ~が!違うか?」



「まあ・・・・そうかもしれないけど、色々諸事情によってですねえ」



「ふっ、まあいい、ところで瞳・・・お前忘れてねえだろうな」



「な・・・なにを?」彼がポケットから取り出したのは一台のスマートフォン




え・・・・これ確か入学式の時ぶつかって水没したやつ?だよねこれがなにか?



「これ、入学式ん時お前がぶつかってきて壊されたスマホ・・・・お前が弁償しろ」



えっ・・・・な、なんで?なんでそうなるの?



「だ・・・だってあれは不可抗力で「嫌とは言わせねえ・・・・だが弁償しろと言ってもバイトが禁止されてるんじゃ金だって稼げねえってここでおれらの提案だ」



にやりと口角を上げて笑うこいつに嫌な予感しかしない、そんな時それまで黙っていた矢島さんが缶コーヒー片手に呟いた



「時給千円で神龍の姫のバイトをしてみない?」   



・・・・思考回路が停止してあたしは瞬間固まっていた


















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