激愛
学校もあるけど保育園に昼間預けるとか色々方法はあるはず



たった一人の可愛い弟のためだもん、頑張るしかない



「お父さん・・・・あたしが隼人の面倒見る」



「瞳、それは・・・・」



初めて行く国、仕事も慣れるまで大変だろう



隼人が居たんじゃ足手まといになっちゃう・・・・隼人の為にもこれがベストの選択



「大丈夫だよ、隼人の世話はあたし慣れてるし「だが瞳、お前は学校があるだろう?まだ高校生のお前にそんな負担を掛ける訳にはいかないよ」」



お父さんはそう一気に話終えると隼人の頭をそっと撫でていた


なんで隼人を置いていったの?なんで?



あたしの胸には悔しさや後悔色々な感情がせめぎあう・・・



あたしが隼人を守って見せる!その決意だけは揺るがないと心にそっと誓っていた



「お父さんでもね「瞳・・・・ちょっといいか?」」



それまで黙って話を聞いていた龍さんがあたしの言葉を遮る



何事だろうと視線を移すと龍さんは思いもかけないことを言い出した



「俺のマンションで一緒に暮らさねえか?弟も瞳もまとめて面倒みてやる」



「・・・・へ?い・・・今、なんて?」



驚きのあまり隼人を落としそうになるのを必死で堪えて龍さんを見つめていた
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