激愛
「三人で一緒に暮らそうって言ってんだよ、幸い通いの家政婦さんもいるから昼間も面倒見てもらえるし・・・・部屋も余ってるしあと二人増えたところでなんの問題もねえ」




「龍兄それいい考えだねえ・・・昼間家政婦さんに面倒みてもらえれば大丈夫だしなにより繁華街に近い瞳ちゃんちより龍兄のマンションのほうが治安もいいし安心だよね」



「で・・・でも龍さんと暮らすってのは流石にまずいんじゃ」



あたしが躊躇しているとちらりとあたしの方を見る龍さん



そ・・・・そんなに睨まないでよ!あたしの言ってること間違ってないよね?



仮にも若い男女が一緒にって・・・・幾ら隼人がいるからってそれは・・・ねえ?



「瞳の考えてることくらいわかるぞ、生憎女には不自由してねえし!襲ったりしねえよなんなら通いの家政婦を住み込みにしてもいいんだぞ?」




「で・・でも「葛西くんと言ったね?今言ったことは本気なのか?」」



「冗談でこんなこと言いません、お父さんが来週から海外に転勤になるって聞いてひとりになるって知って気になっていたもんで」




「実はわたしもこの辺りは治安があまりよくないんで心配だったんだ、葛西くんの申し出が本当なら甘えてもいいんだろうか」



お父さんの言葉に龍さんはふっと柔らかい笑みを浮かべる



その笑顔にどきっとした・・・・イケメンは笑顔も心を鷲掴みにする反則だ!



っていうか、話が一緒に暮らす方向でいつの間にかいってるし・・・



それからなんだかんだで話はまとまりあたしと隼人は何故か龍さんのマンションに翌週引っ越すことが決定した
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