激愛

「ちょっと・・・・話をしようか？まあ何処でもいいから座ってよ食べながら話そう」



「あ、はい、じゃあ遠慮なく・・・・頂きます」



孝太さんが座る隣のカウンター席に座ってオムライスを口にほおばる



とろとろの卵とチキンライスが口いっぱいに広がった



おいしい～どうやったらこんなにおいしく作れるんだろ


あたしはお腹が空いていたのでかなりガツガツ食べてたのかと自分でも思う



そんなあたしを孝太さんは優しく見つめている



っていうか・・・・話って一体なんだろう？



「瞳ちゃん・・・・龍の家のことは知ってる？」



龍の家って・・・・龍さんの家ってあれだよね？森田財閥のことだよね？



あたしは恐る恐る孝太さんに問いかけた



「あ・・・あの、森田財閥のことですよね？「そうか、やっぱり知ってたか・・・」



考え込むように煙草を吸うと紫煙が辺り一面に漂い始める



あたしは何を言われるのかと身構えながら孝太さんの言葉を待った




「瞳ちゃん・・・・龍の、あいつの支えになってやってくれない？・・・あいつの背負ってるものを少しでも軽くしてやってくれないかな？」





思ってもいない孝太さんの言葉に動揺を隠せないあたしがいた