激愛
「離せ!お前は何を企んでる?お前が欲しいのは俺自身じゃなくて俺の後ろにある森田財閥の肩書きだけだろうが」




「肩書きだけじゃなくて本気で龍一さん自身を好きになったって言ったらあなたはどうする?」




響子さんはそう問いかけると今にも唇が触れそうなくらいに顔を近づける



そんな響子さんに対して無表情な顔で見つめる龍さん




あたしはなんだかそんな二人を見ていられなくて思わず顔をそむけた




嫌だ・・・・嫌だよ、響子さんに触れないで!




「離れろ・・・・俺に触れるな」




「何よ恥ずかしいの?ああそうだ!婚約式の招待状持ってきたのよ・・・・瞳さんにも出て欲しくて、ねえ良いでしょ?」




「・・・は?婚約式?俺は全く聞いてねえぞ!っていうかそんなもん俺が出る訳ねえだろ」




龍さんが目を丸くして驚いているとくすっと響子さんが笑みを浮かべた




「そんなこと言ってもいいのかしら?龍一さんのお父様が黙ってないんじゃなくって?」




「親父が勝ってに決めたことだ・・・・自分の結婚相手位自分で決める」




俺の人生は俺だけのもの、そう言い放つとあたしと視線が交わる





柔らかく微笑んだのが合図であるかのように龍さんはあたしに向かって歩き出した
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