激愛
喜一君にとって龍さんは憎しみの対象でしかなかったの?



神龍はかけがえのない場所なんじゃないの?




「・・・・いたっ!」



首筋を痛いくらいに吸われて思わず睨みつけた



怖さよりも今は怒りのほうがふつふつと込み上げてくる




あたしの初めては龍さんにって決めてたけど・・・・



こんなふうに好きでもない人に抱かれるのは本意ではないけど・・・




あたしは喜一君の冷たい手が露わになった胸に触れた瞬間ぽつりと呟いた



「勝手に抱けばいい・・・・」




「・・・・は?瞳ちゃん?」




「あたしの身体が欲しいなら思う存分抱けばいいって言ったの」



驚いたように目を見開いている目の前の彼にあたしは平然と答えた




「あたしを抱きたいんでしょ?ほら抱きなさいよ・・・・・」



「瞳ちゃん自分が今何言ってるかわかってんの?「喜一君、躰は触れさせてもあたしの心は誰にも触れさせない・・・!龍さんを思う心は誰であろうと踏み込むことは出来ない」






そんな女でいいなら幾らでも抱けばいい・・・・その言葉に喜一君は雷を受けた様に固まっていた





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