激愛
入って来た三人組の男の子達は総一郎さんの姿に視線を移すと即座に頭を下げる



もうそれは首が折れるんじゃないかとばかりに・・・



あたし、こんなふうに誰かに頭を下げたことってないかも



学校の担任にだって頭を下げたことないし、今さらだけど神龍の総長さんの凄さをまじまじと見せつけられる



総一郎さんはそっと目くばせをすると同時に彼らは窓際の席に座った



「おい、総長といるの龍さんの彼女じゃねえ?」



「本当だ・・・・俺初めて見たかも、しかし可愛いなあ」



「でもなんで今日は又、総長と?」



こそこそと喋っているつもりなんだろうけど会話がまんま聞こえてるし・・・



目の前の総一郎さんはにこやかに微笑んだまま



店員さんに注文を済ませて運ばれてきた飲み物に口を付けると話に花を咲かせていた




だから気が付かなかった、ぼーっと何気なく彼らを見ていたから



「瞳ちゃん・・・・どうしたの?」



「へ・・・?あ、いやなんでもな「ふっ、クリーム付いてるし」



指で唇の端をそっと拭う仕草にドキドキする、だって総一郎さん色っぽいし・・・



拭われた唇がじんわりと熱を持ったように熱くなった
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