激愛
「ふう~っなんか疲れちゃった・・・」



「なんでだよ?」




「だってあんな高級そうなレストラン初めてだしなんか落ち着かないよ、龍さんは慣れてるかもしれないけど」




「だから部屋で食べることにしたんだろ?俺もそのほうが落ち着くし瞳を見る野郎どもの目を気にしなくて済む」




結局最後のデザートのみを残してきてしまったあたし達



なんだか緊張気味に食べていたあたしに気付いた龍さん



じゃあデザートだけは部屋で食べようってことになってルームサービスになったって訳なんだけど・・・・



部屋まで予約してあったことに驚きだしなによりこの部屋の豪華さに驚きなんだけど?




驚いたのは窓から見える夜景の綺麗さ




絶景とはまさにこのこと・・・・そびえたつビル群と小さく見える車



遠くに見える数々の光がまばゆくて、嗚呼この光の中に大勢の人がいるんだなって思うと感慨深かかったりする




「どうした・・・・・?もしかして帰りたくなったとか?」




「えっ、龍さん?」





背後から抱きしめる腕に身体が熱くなる、吐息が耳元を掠めると心臓が波打った










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