激愛
「やっぱりここにいたか・・・・」



「龍・・・なんでここに?」




目を丸くして驚く総一郎、少し痩せた様に思うのは俺の気のせいだろうか



金色だった髪は茶色になりそれがより一層似合ってイケメン度を増している



でも、思っていたよりも元気そうで俺は何故かほっとしていた



「なんでって、お前と俺何年の付き合いだと思ってんだよ?幼馴染舐めてんじゃねえぞおそらくここじゃねえかと思って来てみれば・・・・やっぱりって感じだな」



「ふっ・・・・流石は龍ってとこか?お前に隠し事は出来ねえな」



「当たり前だ!俺を誰だと思ってやがる!」



そう答えると総一郎はやっとにっこりと微笑んだ



ゆっくり立ち上がると傍に寄ってきた喜一の肩をポンと叩く総・・・




「総さん!捜しましたよ~無事でよかった!」



「喜一、お前にも迷惑かけて悪いな・・・・こんな情けない総長ですまん」



総一郎はぺこりと頭を下げた、頭なんて下げないで下さいよ~なんて喜一は言ってたが・・・



その瞳は何処か淋しそうに遠くを見つめていた



「総・・・・俺たちと帰ろうぜ、もう逃亡生活は飽きただろ?皆お前の帰り待ってるし総長さんよ~」



「・・・は?てめえ人を犯罪者みてえに言うな!」



そう言い放った総一郎の瞳にはきらりと光るもの・・・



そんな俺たちを待ち受けていたのは神龍の内部分裂という新たな問題だった
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