空の色はなに色ですか
晴れ

「また目焼いちまったよ…」

「目?焼く?どゆこと?」
妃都はぽかんとした顔で聞いてくる

「俺の仕事ってね 溶接するんやけどね?
その光を見すぎると目が火傷しちゃうの」
俺は簡単に目が焼けることの説明をした

「へぇ~あんま見ちゃダメだよ!」

「見ちゃだめって言っても最初は見んと
変なとこくっつけてまうわw」

「じゃあ、ちょっとだけ!」
妃都は自信満々な顔で言った

「ちょっとだけって日本語おかしいよねw
なにがちょっとだけやってw」
俺は笑いながら妃都の頭を上から押さえつけた

「えへへーわかんないw
でも気をつけなきゃだめだよ?」
妃都はほっぺを膨らましながら俺の前に立った

「はいはい!」


「ねえ?で、今日はどこ行こ?」

「んーまた遠出してーとりあえず車乗ろっ

え?妃都の車だろ?」

「あ、そだった!えへへ」

俺たちは平日は俺の車
休日は妃都の車でお出かけする
なんでって?
妃都の車のほうが新しいから燃費がいい
あとナビついてるし
まあ、俺の車が古すぎるんやけどね

「よし!「「しゅっぱーつ!」」
俺と妃都は車を走らせた
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