【完】狼様の最愛。
ていうか……。
「先生、気づいてたんですか。」
「んまぁ、一応教師だからな。周りとかはよく見るようにしてる。」
プハーっと、ニコチンを吸い込む先生。
まだ若そうなのに、なんか中年臭い……。
「大丈夫か?」
それでも、立派な先生だと思う。
「大丈夫です。慣れてますから。」
職員室に入った途端に向けられた、私への視線。
とても冷たかった。
化け物でも見るような視線。
私も同じ人間なのに、彼らの視線はそれを認めないようであった。
どうしてここまで、他人を貶すのだろうか。