イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
家に帰るついでに夕飯の材料を私たちは買ってきた。
今日は珍しく優斗君と拓斗君と私の3人で夕飯の手伝い。
味見するのも料理するのもすごく楽しい。
「ゆずちゃん、先風呂はいって来なよ。」
「うん!」
何だか今日は楽しくて仕方がない。
拓斗君に支えられながら、お風呂場まで移動する。
玄関近くまで来たとき、
―――ガチャリ
「…ただいま…。」
いつにもましてテンションが低い綾斗君が帰ってきた。
「…今日、夕飯いらないから。」
そう言ってスタスタと階段を上がってしまった。
…夕飯いらないって…。
何でそんな急に……どうしちゃったの…?
「綾斗君……今日変だね……、」
「そ、うだな…。」
***
「綾斗君…今日夕飯いらないって…。」
「え?…何で急に…。」
「ま、ほっときゃ機嫌なおるだろ。」
……そうだけど…何だか…変…。
後で……いや…やっぱ止めとく。
拓斗君の言う通り、そっとしておくのが一番いいかもしれない。