イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


そして、そろそろと中へ入ってきたのは、


「梨恵ちゃん……、」


梨恵ちゃんだった。
綾斗君の冷たい眼差しが梨恵ちゃんを貫く。


「俺らの事なめてると、いつか痛い目見るって知らなかった?」


黙る梨恵ちゃんに綾斗君は構わず喋る。


「こういう事やって楽しい?……あぁ、梨恵ちゃんの性格だったら楽しいって思うかもね。……でしょ?」


この一言で梨恵ちゃんは綾斗君の顔を見た。


「どうせ俺の大切な存在に傷をつければ良いとかバカな事考えたんだろうけど、
こーゆー事してくる奴、俺世界で一番嫌い。」


どういう意味か分かるでしょ?とでも言いたげな目。

綾斗君がこんなにキレるなんて…、

幼馴染みでもキレると容赦ないんだね…


睨む梨恵ちゃんに容赦ない毒舌綾斗君。

意地悪な、少し妖艶な……だけど怒りに満ちてる……そんな笑み。



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