イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


二人だけになった準備室はガラリとしていて何だか広く感じた。


静まり返る室内。


だけど、何だか気まずさは感じなかった。
優斗君が私を好きだということを知っているから。


私が優斗君を好きだということを彼は知っているから。


何よりも一番の理由は、


“恋人”だから。


好きの気持ちが分かるまで、好きって気持ちを伝えるまでにかなりの時間がかかったけれど、優斗君はちゃんと待ってくれた。



「「ありがとう。」」


「あ、ハモった。」そう言って笑う優斗君。私も笑う。


声が重なる、そんな些細な事でもいとおしいと感じるの。



こんな私を好きになってくれて、好きって言ってくれた優斗君を私はずっと信じ続けるよ。






私を選んでくれて本当にありがとう。




end―優斗ver.―
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