イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
○綾斗君ver.


……私、綾斗君が好きなんだ。

理恵ちゃんの時だってそうだ。

あの時のイヤな気持ちは嫉妬だって分かってたけど何にたいしての嫉妬か全然分からなかった。

でも今なら分かる。


あの嫉妬は綾斗君を取られたくないって感情からくるものだ。


綾斗君のお菓子のようにあまい笑顔がたまらなく好き。

綾斗君の本性には正直驚いたけど、私のために必死になってくれるのが私は好きだ。


どうしようもなく好き。


この感情が恋だと分かると募る気持ちが大きくなるスピードはいつもより速くなる。


「あの、ゆずちゃん?」

「あ…、」


瞬間、拓斗君と綾斗君の声が聞こえた。


「お前は良いよなぁ、ゆずと同学年で。」

「でしょ、ほぼ毎日一緒にいるようなもん。」


そんな会話をしながら二人が戻ってきた。



< 163 / 187 >

この作品をシェア

pagetop