イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
廊下からも少し騒がしい声が聞こえてたけど、なかにはいると、よけいに騒がしさが目立つな…。
騒ぐ皆は、私が入ってきた事に気づいてない様子で。
だけど、このクラスの先生だけが私の存在に気づいてくれた。
「待ってたわ。ささ、ここに立って。」
女の先生だ……。綺麗な人…。
とっても優しそう……
「オラァ、てめぇら。静かに出来んのかぁ?あぁ?……………さ。静かになったわ。自己紹介どうぞ、ふふっ。」
ひぃ…?!
すみませんでしたぁ……!!
ちょっとでも優しそう何て思ってしまった私よ!!
前言撤回!!
全然、こわいよぉ…?!
ヤンキーですか?!
貴女は元ヤン何ですかぁぁぁ?!
いや、ダメだダメだ。
こんなところで取り乱したら、最初の大切な一歩から踏み外してしまう…!!
落ち着け私。
頑張れ私。
ゆっくり、深呼吸…。
ふぅ……よし。
「………黒澤ゆず、で、す……よろ…え?」