私の初恋は人気者の君。



「ごめん。やっぱり桐谷くんが今日
 休んでる理由知りたくて…」


「え?えええええ…ちょっとそれは…」



苦笑いで断る本田くんに私は
さらに頭を下げた。



「お願い!!気になって気になって
 授業に集中できないの!」




先生の話なんて全く入ってこない。
だってずっと桐谷くんの謎が
頭の中をグルグル回ってて…





「わかったよわかった!いつも勉強
 教えてもらってるお礼!でもこれは
 誰にも内緒ね!!斗真に口止め
 されてんだよ」


「うん!!内緒!!」
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