MY LOVE
「…希里ちゃん、だよね? 高校の時、ずっと同じクラスだった…俺のこと、覚えてる?」

私が何も言えずに、孝久くんを見つめたまま黙っていると、孝久くんが先に口を開いてからハッとする。

「覚えてるよ!孝久くんでしょ!久しぶりだね!!」

久しぶりに会う孝久くんを前にすると、思わず声が上ずる。
なんだか、高校生の頃に戻ったみたいにドキドキする。
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