週7で会いませんか?
last...❤︎

◻︎告白




「わたし、明日告白する。」


1週間が経った。

1週間という時間は自分の気持ちを整理をするのには、丁度いい時間だった。


金曜日のお昼休み、一大発言をしたにも関わらず美咲はあまり驚いた表情を見せない。むしろ優しく笑みを浮かべている。


「そっかそっか、大毅さんにならわたしの菜穂を譲ってもいいわ!」


「何言ってんのさっ笑 でも、ありがと」


わたしは照れながらも、美咲の目を見て言った。


「ちゃんと報告してよね〜?鬼LINE待ってるから!!」


「わかったよ!」


わかったよ、美咲。


わたし、自分に自信なんか全然ない。

顔も特別可愛いわけじゃないし、スタイルもいいわけじゃない。


でも、この気持ち、

大毅さんが好きっていう気持ちには自信を持ちたい、持たなきゃいけないんだ。


そう、前向きに考えてたらみるみる勇気が湧いてきた。


人を好きになるってことは、自分のことも好きになれるし、自信もつく。

好きな人のために可愛くなりたいって思うのは、前向きに頑張ってる証拠。


恋っていうのは、人を強くさせる。



そう思ったんだ。



< 48 / 53 >

この作品をシェア

pagetop