至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
それから少しして、若菜はやって来た。


「若菜いらっしゃい」


「……」


笑顔で出迎えると、若菜の顔が真顔になる。



……え?



「あっ……」


そうか。


無意識だったけど、まるで自分の家の様に若菜を迎え入れたことに気づく。


若菜にとって、それは違和感でしかなかったんだろう。



「いらっしゃ~い!」


そんな微妙な空気を切り裂くように割って入ってきたのは大翔。


いつもにも増したテンションで、玄関にやって来た。
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