至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
同棲とは違うけど、似たようなもの。


凌牙が平気でもあたしはそうはいかない。


早く自分の部屋に入ればいいのに、足が言うことをきかない。




…………。


ほら、こうやって胸が疼いて会いたくなるから……。




もう、寝てるよね?


凌牙のことだから、もしかしたら電気をつけっぱなしで寝てるかもしれない。



もったいないよね?


こんな時間に起きてるわけないし、寝ちゃってるなら電気を消してもきっと文句は言われない。



あたしの足は、真っ直ぐ凌牙の部屋へ向かって進んでいた。


勝っていたのは、眠る前に一目でも凌牙に会いたいというあたしの欲求……。



静かにドアノブを回して、扉を押した。
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