至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
そんなリビングを見ながら思う。
若菜がこの家に来ることは、もうないんだろうな……と。
「そういう自分は若菜ちゃんに会うんだろ?」
「……うん。そうだ、大翔も一緒に行く?」
「行くわけねーだろー」
更に大翔はふて腐れた。
今日、これからあたしは若菜に会いに行く。
メールでは会話したものの、ケンカ別れみたいなことをしたままだし、もう一度会おうとあたしから若菜に連絡を取ったのだ。
もちろん一人で出かけることは許されず、凌牙が用意した車で待ち合わせのカフェまで向かい、帰りもそこから車で帰ってくるという条件付きで。
「じゃあ……行ってきます」
「……うーーい」
意気消沈したような大翔の返事に心の中でごめんねと呟き、あたしは家を出た。
若菜がこの家に来ることは、もうないんだろうな……と。
「そういう自分は若菜ちゃんに会うんだろ?」
「……うん。そうだ、大翔も一緒に行く?」
「行くわけねーだろー」
更に大翔はふて腐れた。
今日、これからあたしは若菜に会いに行く。
メールでは会話したものの、ケンカ別れみたいなことをしたままだし、もう一度会おうとあたしから若菜に連絡を取ったのだ。
もちろん一人で出かけることは許されず、凌牙が用意した車で待ち合わせのカフェまで向かい、帰りもそこから車で帰ってくるという条件付きで。
「じゃあ……行ってきます」
「……うーーい」
意気消沈したような大翔の返事に心の中でごめんねと呟き、あたしは家を出た。