至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「いらっしゃいませ~」


待ち合わせのお店に入ると、ものすごいイケメン店員にとびきりの笑顔で出迎えられた。


イケメン集団に慣れていたはずのあたしも、また種類の違うイケメンにドキッとする。


もちろん不良の雰囲気なんて微塵もなく、そこにあるのは爽やかさと可愛さのみで。


「あ、あの……待ち合わせで……」


こんなに人当たりのよさそうなイケメンは、無駄に窮屈に感じて。


あたしがおどおどしながら答えると、


「優月ちゃんこっちー」


目線の少し先の席から、若菜が手を振ってきた。
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