至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「琉聖さんは、お兄さんと一緒に家業を継ぐんだよね?」


ふと、思ったことを口にすると。


「それはねえな」


「え?」


当然だと思っていたことを否定されて、困惑する。


「ジャンに入った時点で勘当も同然らしい」


「……勘当……って……」



そんなひどい話がある……?


受験に失敗しただけで……。



家族からも見放され、これで七海さんまでいなくなってしまったら。


あの優しい琉聖さんは、どうなる……?


きっと、唯一の心の支えだったに違いないのに。
< 435 / 815 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop