至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……優月ちゃんが……羨ましい……」


「あたし……ですか……?」


以前、学校の中庭で言われた言葉をまた言われて。


この間も思ったけど、こんなあたしのどこが羨ましいのかと思う。


「自由で」


「……」


あたしが自由なのかというと、確かにそうかもしれない。


だけど……。


出来れば普通に両親がいて、成績がどうのとか気にされてもみたいと思う。



ちっとも羨ましがられるものではないけど、今の七海さんは正気を失っている。


反論するだけ、七海さんの勘にふれるのが分かるから。



「……そうですね……」


それに同調して、ベッドの上に七海さんの体をゆっくり倒した。



「人って、結局はないものねだりをして生きる生き物なのかもしれないね……」


そう呟いた七海さんは、そのまま意識を失うように眠りに落ちた。
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