至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「こんな時に本部なんて行ってられっかよ!」


そう言う大翔の顔は、ものすごく心配してくれているようで。


「また勝手なことしやがって」


文句を言いながら奥から姿を現した和希も、本部に行ってないってことは、きっと同じ気持ちでいてくれたんだろう……。


言葉の内容程、表情は冷たくない。


「学校だって行ってる場合じゃなかったけどよー。テルさんが行けっつーから」


「サボりたかっただけだろ」


「和希てめえっ!俺は純粋に優月ちゃんが心配だったんだよっ」


「病院にも行こうとしたんだよな?」


「けどよ、こんな不良がわんさか押しかけたら病院が迷惑するってテルさんに止められて」
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