至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
殴り合いなんて論外で、喧嘩なんて見たことない。


いつも凌牙が一言放てば、和希が黙ってそれに従っていたから。



凌牙は、表情を変えず、ジッと和希を見ていた。


凌牙の気持ちが分かりすぎるあたしは、その胸中を察すると苦しくて。


自分のシャツの胸元をギュッと握りしめた。



沈黙を守る凌牙に痺れを切らしたのか、和希は勢いを止めずにテルさんへと戻る。



「アンタもアンタだよっ!一途なふりして、結局軽いのかよ。そんなんだから、側近止まりなんだろうがっ!」



……和希!?


「振られた女のことでも、女々しく想ってろよ!!」


「和希っ!!」


思わず我慢が出来なくて声をあげた。
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