至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
……なにっ!?


あまりの突然の出来事に、あたしは固まるしか出来ない。


……目の前も、頭も、真っ白で。



動かすことの出来ない体は、壱冴のキスを受け入れたままで……。




「……っ……はっ……!」


呼吸が出来るようになって、唇が離されたと知る。




な、なんでこんなことを……?


……意識するのが互いに面倒だなんて言っときながら……。



思わず袖口で唇を拭い、呆然と壱冴を見上げると。



「男とか女とか変に意識するくらいなら、初めからそういう関係になっとけばいいだけの話だろ」


なんてことないように、微笑む壱冴。
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