月夜の影3
第六章
朝になり、千秋がリビングに行くとソファに体育座りで寄りかかって眠っている健也がいた。

「健也…」

きっと今さっき眠りについたんだろう。
昔から健也は眠り始めは体育座りのような体勢でいる。
それが崩れていないということは今さっき眠ったということだ。

ほっとくか。
千秋は健也を放置して出かけた。
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