魅了する女騎士
「本当に…間に合うのだろうか?
私を…彼らは許してくれるだろうか。」
俺は今、ミーナを失うと思って怖かった。
しかし村人はどうだろう。
彼らは俺のせいで娘を妻を、母を失った。
正確には奪われた。
俺がやっていることは間違っていたのだ。
「えぇ。もちろん。
やり直すのよ。
ミーナちゃんのためにも。
貴方のためにも。」
そうしてそれは彼女の言った通りになった。
村の人々は自分たちの非を詫び
俺も自分の非を認め謝った。
彼女は俺をみて、
ほらね、というような眼差しだった。