魅了する女騎士

次の日、彼女は仲間と共に違う街に
行くことになったようだった。

「なぁ、騎士。
俺も、付いて行ってもいいだろうか?」

俺は彼女にそう尋ねた。

「ぷーとが行くなら、みーな行く‼︎」


「っ…!き、君達、付いてくるの?
小さな子の方も⁉︎
トモミ、まさかいいとか…」



「えぇ。もちろんいいわよ。
貴方も、ミーナちゃんも。
私、小さな子大好きなの。
何か問題あるの?ルーク?」

俺は嬉しかったが、横にいた
端正な顔立ちのルークと呼ばれた男は
ガックリと肩を落とした。

そして思った。
こいつも彼女に惚れ込んでいるのだなと。
基本ここにいる男の連中は
彼女を恋愛対象として見ているようだ。

< 15 / 19 >

この作品をシェア

pagetop