魅了する女騎士
次の日、彼女は仲間と共に違う街に
行くことになったようだった。
「なぁ、騎士。
俺も、付いて行ってもいいだろうか?」
俺は彼女にそう尋ねた。
「ぷーとが行くなら、みーな行く‼︎」
「っ…!き、君達、付いてくるの?
小さな子の方も⁉︎
トモミ、まさかいいとか…」
「えぇ。もちろんいいわよ。
貴方も、ミーナちゃんも。
私、小さな子大好きなの。
何か問題あるの?ルーク?」
俺は嬉しかったが、横にいた
端正な顔立ちのルークと呼ばれた男は
ガックリと肩を落とした。
そして思った。
こいつも彼女に惚れ込んでいるのだなと。
基本ここにいる男の連中は
彼女を恋愛対象として見ているようだ。