なんだ、またお前か。
僕をずっと忘れていたのだろう

清潔で花のように美しいことを
清いというのかはなぞでしたよ
と、消えたはずの 切れたはずの
物語が動き出していましたよって

泣きながらめいった女の子を
彼女と呼べばゆるされるのか。

逃れ 焦り 思わず
ひみつだよ と つぶやく
僕はたぶん こんなはなしをするために
あらわれたわけじゃないんだよ
なぐさめのことばが
支配する 夜
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