好き


『初めまして。藤咲柚花ちゃん。
俺の名前は香住彼方。
これから、柚花ちゃんの主治医をすることに なったから、よろしくね。
俺のことは香住先生とか、彼方先生とか...好きに呼んでね。』



「こちらこそ、よろしくお願いします。藤咲柚 花です。

...あの、前の主治医の先生は...?」




運ばれた病院はかかりつけの病院なのに...
どうして先生が変わるんだろう…

考えていると彼方先生が


彼方「前の先生はね、もう定年で退職されたん
だよ。」


と教えてくれた。
でもこの先生、どこか出会ったことがあるような…

彼方「本当は初めましてじゃないんだけどね。」


「え…?」



彼方「覚えてないかな??
俺は鈴也の幼馴染み。
昔は彼方くん。彼方くんって話しかけてくれたんだけど…」

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