重い想われ 降り振られ
早朝に訪れた小林が作った朝食を三人で食べ終え、小林が出勤した後
真理子は橘の車で自宅に一旦戻った。

橘もマンションの地下駐車場に自分の車を所有していたため、
電車に乗る必要も無く、体に負担なく帰宅できた。

数日分の着替えや必要な物をまとめ、橘のマンションに戻ってきた。

借りていたシャツなどを洗濯し、寝室で休ませてもらった。

橘は「隣の書斎にいるから、何かあったら呼べ。」と寝室を出て行った。

真理子はそのまま夕方まで眠り、日が沈む頃目が覚めた。

起き上がりリビングに行くと、橘がノートパソコンを開いたまま眠っていた。

冷めたコーヒーカップと灰皿がテーブルに置かれていた。

真理子は橘を起こさないようにカップを拾い、キッチンに持って行った。

自分の荷物からひざ掛けを取りだし、眠っている橘に掛けると橘は目を覚まし、
真理子を引き寄せた。

「あっ・・・起こしちゃいましたね。ごめんなさい。」

橘に抱きしめられながら、真理子はどきどきする胸を抑えた。

「いや、いいんだ・・・。それより今何時だ?」
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