重い想われ 降り振られ
そこで橘は知った。

真理子が同じ高校の出身者だという事に。

高校時代の後輩などに連絡を取り、真理子の両親の事や当時の住所を調べ上げた。

そこまではよかったのだが、当時の住所にはすでに住んでおらず行き詰っていた。

近所の者に聞きこんで唯一分かったのは、母親が最後に努めていたのは
旅館だったと言う事だけだった。

元々旅館やホテル経営に興味のあった橘は決心した。

その話を聞き、橘の姉は父親を説得し協力させた。

父親は娘には甘い人間だったためか、姉の
「今優斗に協力しないと、絶対後悔する事になるよ!」
と言う言葉に納得させられたのか、渋々協力を申し出た。

橘がすでに父親を上回る存在だと父親は納得したのだった。

橘が地元に拘ったもう一つの理由は、父親の強い勧めだった。

そこへ遠藤や松田にも協力を求め、信頼できる仲間が加わった。

「やっと居場所が分かった時、偶然藤沢幸治を飲み屋街で見かけてね。
香田さんとの事を喚きながら歩いてたよ。」
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