重い想われ 降り振られ
小林は真理子を見つめて言う。

「橘のそうゆう所って、本当にすごいって思ったよ。」

そこから橘と小林は行動を起こした。

昔、橘と小林は二人で会社を起こし、地元を拠点に広く大きな仕事をすると
誓い合った。

橘は父親に対して酷くコンプレックスを持っていたせいもあった。

だが小林は、橘という男に興味を抱き可能性に掛けた。

二人はコツコツと貯めた小遣いを元手に、株取引や投資に手を出し、
大学に通う頃にはすでに橘の父親の総資産額を超えるほどの資金を手にしていた。

それでも二人には経験が無いため就職し、その間もコツコツと資金を増やし、
経営を学び、地元のリサーチや今後の計画を着々と進めてきた。

橘の予定ではまだ数年は会社に勤める気で居たのだが、真理子が居なくなって
事態は急変した。

橘はすぐに会社を立ち上げ、地元の赤字経営の旅館やホテルを買収していった。

橘が地元に拘った事に真理子も関係していた。

橘が会社に在籍している間に、人事部の者から真理子のデータを聞き出していた。
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