(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜
「葉月ー?」


「はーい」


立ち止まった私を不審に思ったのだろう。


海斗が振り返って私を呼ぶ。


返事をしてかけていく。


「海斗、大好き」


いつだって私たちはこの言葉で結ばれている。


「なんだよ。いきなり」


海斗は突然の私の言葉に少し顔を赤くして笑う。


「海斗はー?」


そう聞くと、海斗はぎょっとして目を逸らした。



だけど、私が上目遣いにずっと見つめていると、海斗は照れたように頭をかいて言った。


「俺も好きだよ。ずっとこの先も」














end






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