許婚でたまるか!
人の心を読むなんて恐ろしすぎる!!


「し、知らん!!自分の顔を鏡でよく見ればわかるだろ!?」


「んだと?この俺の顔にケチつける気か!?あぁ”!?」


「あ!出たよ!ナルシスト!!いやだね~、ほんと。」


「サル子!少しは飼い主を敬えっ!!こんな美貌の持ち主はそうそう居ねえぞ!!」


「男が美貌とか言ってんじゃねぇ!!虫唾が走る…!」


「あ!このやろ、待て!逃げんな!!」


ギャアギャア




そんなこんなでこの日の夜は更けていった…。




でも冴木、ありがとな。


冴木が居てくれたおかげで、あたし凄く救われたよ!




次の日の朝、あたしは冴木が用意してくれたその瓦を空手の練習に使った。


その日の天気は快晴で、それはまるであたしの心の中を映しているように清々しかった!



「でも、なんで瓦の一枚一枚に、 “W.T” って書いてあるんだ??」



その文字の意味はいくら考えても、あたしには分からなかった。
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