許婚でたまるか!
数時間後。



着いた場所は都内の高級ホテルだった!!


「なにここ……。」



呆然とするあたしに対して、両親は浮かれていた……。


「ついに来たわよ~~!この時をどんなに待ち望んでいたことか……!!」


母親はなぜか感無量という顔で涙を溢し、
「母さん、泣くのはまだ早いよ?再会してからにしなさい。」


父親はそんな母親を穏やかになだめていた…。



なんなんだよ?



なんでこんな我が家とは似つかわしくない場所にあたしらはいるんだよ?!
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